令和6年度 大阪産業教育振興協議会 研究協議会(講演会)を開催しました。
6月26日(水)大阪府教育センター第6研修室において、令和6年度 大阪産業教育振興協議会 研究協議会(講演会)を開催しました。
講演に先立ち、当協会会長の草島葉子興國高等学校校長よりご挨拶をいただきました。
その中で、総会に代わり、書面審議という形をとり、その結果、会則の改正と役員の改選、令和5年度の事業報告・決算報告、令和6年度の事業計画・予算計画についての承認を報告していただきました。
さて、本日の講師は、関西大学 教育推進部 教職支援センター 特任教授 丸岡 俊之 先生です。
丸岡先生は、府立工業高校の教員としてスタートされ、府教育委員会事務局あるいは府立工科高校校長として職責を全うされ、産業教育に大いに貢献されました。退職後、近畿大学教職教育部教授として教員育成に尽力され、本年度より関西大学で教鞭をとられています。
演題は、「多様な時代に生きるためのキャリアデザイン」で、講演の次第は次のとおりです。
1 はじめに
2 キャリアとは
・キャリアをどう理解するか
・3つの問いかけ
3 キャリアデザインすること
・なぜキャリアデザインが必要か
・節目をキャリアデザインするには
・キャリア教育によるキャリア発達支援
4 多様性の時代が示唆すること
・労働市場の現状と課題
・女性の活躍がもたらすもの
・米国から始まったダイバーシティマネジメントへの進展
5 男女の協働とキャリアデザイン
・男女共同参画社会とは
・理想のライフコースの意識変化
・多様な時代に生きるためのキャリアデザイン
丸岡先生からは、キャリアの定義やキャリアデザインの大切さとともに、多様性をもたらす現代社会においては、女性の活躍が必要不可欠であることを教えていただきました。
校長先生方からもキャリアデザインをいかにして学校教育に導入するのかといった質問も多くなされ、大変有意義な研究協議会となりました。
また、講演後に大阪電気通信大学高校の麻野克己校長先生より、会員を代表しての謝辞をいただきました。